障害者雇用促進セミナー ~採用後に気をつけたいこと~
2018年03月3日

昨日参加したのですが、たくさんの方が参加されていて関心の高さが伺えました。
採用の基準や採用後どうやって会社に馴染むように進めていくのか、そういった
話がディスカッションで話されましたが、合理的配慮の話も出ていました。
「合理的配慮の義務がありますよ」と言われると、”何かしなければいけない!”と
思ってしまい、難しいことのように感じる方も多いともいます。
でも、小さな子供に足し算を教えるとしたら、どうしますか?
ゆっくり話すでしょうし、紙に書くかもしれません。色紙を切って使うかも
しれないし、お菓子を用意して一緒に数えるかもしれませんね。
その時必ず、”どこが苦手なのかな?””どこで困っているのかな?”と、本人に
聞いたり、自分で考えると思います。
合理的配慮も、障がいについては聞きにくいという企業様は多いですが、同じように
きちんと話し合って、”その方の困っている部分を手伝い、戦力になってもらう”
そういうことだと思います。
ディスカッションの中で、「配慮されるだけでは居にくい。評価され、目標設定が
あることで居場所と感じられる」といった話もありましたが、配慮された部分が
あったとしても、他の従業員と同じように評価され、役に立っていると認められる
ことは大切だと私も思います。
障がいがあるからと、何でもかんでも与えることだけを考え、それが善意であっても、
その方の”必要とされ、認められている”という感情を奪うようなことがないように
したいですね。