障がい者雇用思いつくままに5
2018年09月2日

お久しぶりです。
先日、「知的障がいの方は、怒鳴れば言うことをきくの?」と、企業の方から続けて質問されました。
自分に置き換えて考えて頂くと分かるかと思いますが、仕事で間違った時に、上司が怖い
顔して怒鳴りながら「これをやれ!!」と言ったら……しますよね?
でも、それって「怒鳴られたからする」であって、企業の方が期待している、「正しい行動を
学習したから」とは違いますよね。だから、似たような場面で、また間違えます。
で、怒鳴る&怒鳴られるの繰り返しです。
相手を恐怖によって伸ばそうとするのと、相手を褒めて伸ばそうとするのでは、
褒めて伸ばす方がパフォーマンスが良いという結果が出ているそうです。
「怒鳴ったらよい」は、そういうことが分かっていなかった、昔の指導方法と言えると思います。
精神障がい・発達障がいの方で、その叱責を聞いて自分も言われるのではと不安になったり、
言葉が耳に残って忘れられないという方もいらっしゃるので、影響は知的障がいの方以外にも
及びます。
ご本人達も、企業の方も一生懸命です。
出来るだけコミュニケーションをとって、お互いが働きやすい職場環境を作りたいですね。