障がい者雇用、合理的配慮って?
2020年03月23日

こんばんは。
新型コロナウイルス感染症のお話は今日はお休みで、障がい者雇用、合理的配慮のお話です。人事異動で障がい者雇用の部署に異動になる方や、初めて障がいを持つ方と働く方も多いかと思います。
研修の中でご紹介することも多いですが、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構のHPにあるモデル事例、合理的配慮事例は、業種、障害、従業員規模で検索ができるので、自社での雇用をイメージしやすいと思います。
配慮というと特別なことのように感じますが、業務指示を複数出さない、一人で休める休憩場所の提供、体調に合わせた業務量の調整なども配慮です。こうしてくれたらもっと良いのにと言い出したらきりがありませんが(これは健常者も同じですよね)、まずはあまり構えず、一人の社員として接していただければよいのかなと思います。
あとは、意外と自分でも気付いていない方もいますが、精神・発達障がいの方で聴覚過敏の方は多いと思います。
「それほどでもないと思ってたけど、通勤時にイヤホンするだけで夕方の体がだいぶ楽になった」
「ノイズキャンセリングで社内の声が聞こえなくなったら、自分のことを言われてる感じがなくなって仕事に集中できる」
こんな話をお聞きしたことがありますが、自分の感覚は元々持ってるものなので、他の人はどんな風に感じているかわからないんですよね。なので、『なにかしんどそうだなぁ』と思う社員の方がいたら、お話を聞いて適切な配慮を提供していただければと思います。『本人が言わないからそれで良い。大丈夫ということではない』と、覚えておいていただけたら幸いです。