冗談というのは、みんなでゆかいに笑えることをいうのです
2019年09月11日

最近というか、以前から企業訪問の際に、「頑張ってって言ったらダメなんでしょ?」
「なんで?って聞いたらだめなんですよね?」など聞かれることがあります。
その都度、「時と場合によります」と伝えたうえで、質問された方が困った場面をお聞きして
答えていますが、本当に時と場合によります。
例えばなんですが、「とにかく頑張れ!」だけ言われたら、なにを頑張ったら良いのか
わからなくないですか?
それよりも、「明日の昼までにこの書類作らないといけないから、一緒に頑張ってくれる?」
って、具体的に言われた方がわかりますよね。精神障害、発達障害の方はいろんなことが原因
で自信がない方が多いですし、言葉通りに受け取る方もいるので、『頑張って』だけ言われる
と、どの仕事に対しても『頑張らなきゃ!』と考え、パンクしてしまうことがあるんです。
「なんで?」も同じことで、責めるような口調で「なんでこうしたの?!」って言われたら
辛いです。でもそうじゃなくて、「次、間違わないように、原因を一緒に考えたい。どう
してこうしたの?」って聞かれたら、たとえミスして聞かれてるのだとしても伝えやすく
なりますよね。
結局、日頃のコミュニケーションがどれくらい取れてるかなんだと思いますが、うまく返答で
きなかった質問に、「冗談も言ったらあかんのか」があります。
ブラックジョークというのでしょうか、ここには書けないような冗談を社内で言う方もいらっ
しゃいます。ご本人の様子が違うのでなにを言われたか確認し、上長へ相談して対応してもら
ったこともあります。関西ということもあってか、“きついな”と感じる冗談が時々あるんです
が、言った方に自覚はなく。。。
なんて説明したら良いのかなと、上手い言葉が出てこなかったんですが、今日見つけました。
「冗談というのは、みんなでゆかいに笑えることをいうのです」
次からはこれで説明しようと思います。アニメの登場人物のセリフだそうですが、私の伝えた
いことが詰まってると思います。ブラックジョークを言う方だって、意地悪したくて言ってる
のではなく、面白いと喜んで欲しくて言ってますからね。そのお気持ちは受け取りつつ、
『みんなが、ゆかいかどうか』を考えてもらえるようにお伝えしたいと思います。