ジョブコーチ研修
2018年02月22日

2月21日に特定非営利活動法人 大阪障害者雇用支援ネットワーク主催の
ジョブコーチ研修で、企業在籍型の方へ支援計画について話をさせて頂きました。
支援計画書というと、どうにか力になりたいと思うあまり、出来ない部分ばかり
見て列挙してしまったり、優先順位が付けられず「あれも、これも」となって
しまう場合がありますが、客観性を保ち、限られた期間、頻度で出来ること、
そしてその方の強みを活かした支援計画書が作れたら良いと思います。
誰だって、「あなたはこれが出来ないから、○○しましょう」と言われるよりも、
「あなたのここが素晴らしいから、もっと伸ばすために○○してみよう!」と、
言われた方が頑張れますよね。
会社から感じる安心感って、ものすごく大切なんです。
あとは、「わからなかったら、聞いてください」とお伝えしました。
助成金の申請方法や条件についてもそうですが、医療・福祉用語がわからなくて、
支援機関や本人の話が分からない部分があるというお話を聞くことがあります。
また、モニタリングが苦手な方が多いので、ご本人が自分の状況を伝えられず、
会社側もよくわからない。とりあえず話はしたけど、よく分からないままで、
結果、「あれは甘えなの?障がいなの?」みたいな疑問が続く。。。
こういうのって、ある程度経験でも補えますが、大人になると「質問する」って
なんだか気が引けてしまうし、障がいを持った方へ聞いて良いのか分からないし
とか、いろいろ考える方が多いように思います。
なので、あえて「聞いてください」とお伝えしました。
そのせいなのか、最後の質疑応答の時間が、質問だけでなく、普段疑問に
思っていることを、お互いに聞けるような時間になったのが嬉しかったです。
6日間、朝から夜までビッシリ研修なので、ブレインジムもひとつだけ行わ
せてもらいました。自分に余裕がないのに、人のために何かしようなんて思え
ないので、ジョブコーチ自身のメンタルケアも重要だと思います。
研修を受けられた方が、ジョブコーチとしてご活躍されますように(^-^)